
2020/2/3
水芹粥/枸杞檸檬羹
シュイ・チン・ヅォ/ゴ・チ・ニン・モン・ゲン
血圧・肝臓が気になる方/季節の体調管理に
セリには肝機能を整え、血圧を下げる働きがあります。ヨクイニンは胃腸の調子を整え、クコシは冷え性やカゼの予防に効果があります。年度末、年度初めは何かと体調を崩しやすい時です。爽やかなレモン味のデザートを添えて、体の調子を整えましょう。
【材料(4人分)】
〈水芹粥〉 | |
セリ(水芹) | 100g |
米 | 1カップ |
ハトムギ(ヨクイニン) | 0.5カップ |
湯葉 | 適量 |
油揚げ(小) | 4個 |
鶏スープのもと | 適量 |
塩・コショウ | 少々 |
〈枸杞檸檬羹〉 | |
クコシ(枸杞子) | 15g |
粉寒天 | 1袋(約4g) |
砂糖 | 適量 |
レモン汁 | 大さじ3 |
水 | 2.5カップ |
【作り方】
〈水芹粥〉
1.鶏スープを7~8カップ作り、とぎ洗いした米とヨクイニンを加えて煮る。
2.セリは洗って2cmぐらいの長さに切っておく。
3.油揚げは細く切ってフライパンで軽く焦げめをつける。しょうゆで少々味付けしてもよい。
4.1が軟らかくなったら、2のセリと3の油揚げ、湯葉を加え、さっと強火にして煮立つ前にすぐに火を止める。お好みで塩、コショウをふって味を整える。
〈拘杷樺榛嚢〉
1.水を入れた鍋に粉寒天を加え、1~2分火にかけて完全に煮溶かす。
2.砂糖を加えて溶かし、火を止めてからレモン汁を加えて混ぜる。
3.2を型に流し入れ、半ば固まったらクコシを全体に散らばるように混ぜ、冷蔵庫で固める。型が無い場合は耐熱性のタッパーなどで代用するとよい。
素材の解説
セリ(水芹)
セリ科の植物セリの全草
(薬味=甘、薬性=寒)
解熱・利尿・止血・降圧・解毒・食欲増進作用などがある。
発熱、黄疸、むくみ、排尿障害、神経痛などに用いる。
クコシ(枸杞子)
ナス科の植物クコまたはナガバクコの果実
(薬味=甘 薬性=平)
強壮・強精・抗脂肪肝・コリン様作用などがある。
疲労、体質虚弱、貧血、肝疾患、腰痛、下肢痛、めまい、つかれ目などに用いる。
ハトムギ(ヨクイニン)
イネ科の植物ハトムギの種皮を除いた種子
(薬味=甘・淡、薬性=涼)
鎮痙・止瀉・利尿・解熱・排膿作用などがある。
神経痛、手足の筋肉のけいれん、むくみ、イボ、肌荒れなどに用いる。