
2017/7/1
金針炒木耳
キン・ツェン・ツャオ・ムォア
貧血・冷え性に
女性に多い貧血や冷え性にどうぞ。ほうれん草は鉄分の多いことで良く知られていますが、金針菜(キンシンサイ)はその約10倍の鉄分を含むといわれている生薬で、金針菜入りの健康茶などもあります。きくらげも鉄分が多く、さらに血液の浄化作用がある食品です。また、体を温める作用のあるねぎや生姜と一緒に、香り良く妙めた野菜を摂ることも良いでしょう。
【材料(2~3人分)】
金針菜 | 15g |
きくらげ(木耳) | 10g |
ほうれん草 | 1束 |
山芋(山薬) | 70g |
貝柱 | 30g |
ねぎのせん切り | 2本 |
生姜のみじん切り | 1片 |
にんにくのみじん切り | 1片 |
酒 | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
醤油 | 大さじ1 |
オイスターソース | 小さじ1 |
サラダ油 | 適量 |
【作り方】
1. 金針菜ときくらげはぬるま湯に20分つけてもどし、それぞれ、がくといしづきを取る。
2. ほうれん草は3~4㎝に切り、中華鍋をよく熱してサラダ油を引き、ひとつまみ塩を加え、軽く炒めてすぐ器に移しておく。(あまり火を通さないようにする。)
3. 山芋は薄切りにし、貝柱は一口大にしておく。
4. 中華鍋をよく熱してサラダ油を引き、ねぎ、生姜、にんにくを香り良く炒め、次に金針菜ときくらげを入れて炒め、山芋、貝柱を加えてさらに炒める。
5. 2. で軽く炒めたほうれん草と、酒、塩、こしょうを加え、最後に醤油、オイスターソースで味を調えて出来上がり。
素材の解説
金針菜
ユリ科の植物ヤブカンゾウ・ホンカンゾウなどのつぼみ
(薬味=甘、薬性=涼)
解熱・鎮静・抗ストレス作用などがある。
体熱感、憂うつ感、不眠などに用いる。
現在では鉄分が多く含まれていることから貧血にもよいとされる。
きくらげ(木耳)
キクラゲ科の植物キクラゲの子実体(キノコ)
(薬味=甘、薬性=平)
免疫増強・血液凝固抑制・抗炎症・抗酸化作用などがある。
貧血、生理不順、脳血管疾患、腫瘍などに用いる。
鉄分は黒色のものの方が多い。
山芋(山薬)
ヤマノイモ科の植物ヤマノイモまたはナガイモの根茎(イモ)
(薬味=甘、薬性=平)
滋養強壮・健胃整腸・止瀉・去痰作用などがある。
疲労、虚弱体質、胃腸虚弱、食欲不振、下痢、頻尿などに用いる。