2012/6/4

中国出張

2012/6/4

先日、中国出張に行ってきました。入社して31年になりますが今回が16回目の中国出張でした。
これまでに足を踏み入れたところは北京市、天津市、浙江省、山東省、新疆ウイグル自治区、雲南省、四川省、上海市です。その半分以上が生薬の産地です。色々な思い出もあります。
2001年09月11日のアメリカ同時多発テロ事件が起きたときには浙江省にいました。中国でも大々的に報じられましたがニュースを見ても言葉が分からず何か重大な事件が起きたということのみしか認識できませんでした。このときは中国を出国できるか不安でした。
また、新疆ウイグル自治区への出張時には移動中のバスが止められ、小銃を持った人民解放軍の軍人がいきなり乗り込んできてチェックされました。説明してすぐ理解は得られましたが一瞬何事が起きたのか全く事態が理解できないこともありました。日本では考えられないことです。

時間を追って中国の状況を見ていますと本当にこの15年位の間に大きな変遷を遂げていると感じます。都市部は至る所で建築ラッシュで高級マンションが建っており、高速鉄道や地下鉄の建設も大都市では進んでいます。一方で辺鄙な農村にいきなり高速道路が通ったりと実際目の当たりにすると良く分かります。
うまく中国と付き合ってゆかないと日本の立場は危うくなるでしょうね。貿易の業界では互恵平等という言葉がありますが、この精神が必要です。

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