2013/6/12

ナガミヒナゲシ

2013/6/12

どうも、マッキー極細です。道端で見かける面白い植物をご紹介します。ナガミヒナゲシという植物です。春頃写真のようなオレンジ色の花を咲かせその後結実するのですが、その実が面白いのです。
写真のような実がつきます。円筒形の実の上にはフタのようなものがあり、その下には少し隙間があいています。

これを逆さにして振ってみると、大量の黒くて小さい種が延々と出続けます。まるで胡椒をふっているようで、子供はもちろん、なぜか私みたいな大人も夢中で振ってしまいます。個人的には緩衝材のプチプチをつぶすような中毒性があります(この種類のケシには麻薬成分は含んでいないのですが)。

試しにひとつの実を全部振って出してみました。これだけありました。
Wikipediaによると、ひとつの実で1000~2000個の種が入っているそうです。
私が採ったものは枯れきってしまっていたので、一部の種がすでに落ちてしまっていたかもしれません。

今でもまだ花、実どちらも見られると思いますので、是非探してみてください。
ちなみにナガミヒナゲシは帰化植物でもともと日本になく、ひとつの花からこれだけの種をつけるので繁殖力が非常に強くて、在来植物への影響が心配されています。
そのあたりは気をつけながら楽しんでくださいね(それと食べないで下さいね)。

植物には、動物を利用して繁殖するものが多くありますが、中には人間を利用して繁殖するように進化したものも結構あるんじゃないかと、私は思ったりしてます。

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