2019/12/3

ハーブティー(11)

~からだの要・肝臓のために~

忘年会・新年会とお酒が続いていたり、長期間ストレスを感じている方に…。
あなたのからだの肝腎要の肝臓は大丈夫ですか?
肝臓の機能を助けて、新陳代謝を活発にするハーブティーをご紹介します。



肝のストレス対策ブレンド

Blend Recipe (1人分)

マリアアザミ 1つまみ
ローズマリー 2つまみ
レモングラス 1つまみ

ハーブティーのいれかた

1.ふたのできるホーロー鍋か土瓶※にマリアアザミを砕いて入れ、1人分につき1カップの水を注ぎ、沸騰させた後さらに2~3分加熱して火を止めます。
2. 1の煎液にローズマリーとレモングラスを加えます。
3. ハーブの揮発成分を逃さないためにすぐふたをして、3~5 分間置きます。時間の目安は、柔らかい花や葉のみの場合は3分ほど、ローズヒップのような堅い実や根などを含む場合は、5分くらいです。
4. 茶こしでこしてカップに注ぎます。

※ハーブを煎じるときには、金属製の容器の使用は避けましょう。

こんな時は要注意!

肝臓の調子が悪いときは、頬の中央部にニキビやシミができやすくなります。
そんな時には、今回ご紹介したハーブティーとビタミンB2・B6、ナイアシン、パントテン酸をバランスよく配合しているビタミンB群のサプリメントを併せて飲んでみましょう!

ハーブの特徴

マリアアザミ Milk thistle

別名;ミルクシスル
基原;Silybum marianum オオアザミ(キク科)
用部;種子
成分;シリマリン(シリビンを主とする、シリクリスチン、シリジアニンとの異性体の混合物)などのフラボノールなど
作用;利胆、肝保護、消炎、抗酸化、コレステロール低下、解毒など
適応;肝・胆嚢疾患、高脂血症など

ローズマリー Rosemary

基原;Rosmarinus officinalis マンネンロウ(シソ科)
用部;葉・茎
成分;ピネン、シネオール、カンファー、ボルネオールなどの精油、ジオスミン、アピゲニンなどのフラボノイド、ロスマリン酸、クロロゲン酸、カルノシン酸など
作用;美白、抗酸化、強壮、健胃、消炎、鎮痙、血行促進、血管強化、通経、利胆など
適応;色素沈着、消化不良、疲労、関節痛、神経痛、記憶力や集中力の低下など

レモングラス Lemon Glass

基原;Cymbopogon citratus レモンガヤ(イネ科)
用部;葉
成分;シトラール、シトラネラール、ゲラニオール、リナロールなどの精油など
作用;消化促進、健胃、鎮痛、鎮痙、抗菌、抗真菌など
適応;心身の疲労、食欲不振、消化不良、胃痛、下痢、頭痛など



ハーブのおはなし(11)

手軽に利用できるハーブのチンキ剤をご紹介します。アルコールで抽出することにより、水には溶けない性質の活性成分も溶出することから、比較的作用の強い剤形です。
《チンキ剤の作り方》
1.清潔なガラスビンに乾燥ハーブ200gとウォッカ又は焼酎、ホワイトリカー(アルコール度数35~40%程度)1Lを入れ、ハーブがしっかり浸かるようにして、ふたをします。
2.1日1回よく振り混ぜ、約2週間冷暗所に保存します。
3.ハーブを取り除き、コーヒーフィルターなどを使ってこしたら、清潔な褐色ビンに移し替えて密栓して保存します。(2年以内に使い切ってください)
《使い方》
飲用する場合は、小さじ1/2杯をコップ1杯の水などで薄めます。(1日3回まで)
マウスウォッシュやうがい剤には、3滴をコップ1杯の水にたらして用います。
※妊娠中や胃炎のある場合などは使用を控えてください。
※アルコールを使用していますので、飲用後は車の運転や機械の操作などをしないでください。

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