2019/1/8

清白傳家

チィン・バァイ・チゥァン・ジィア

寒気の強いカゼの時に

悪寒がひどく、発熱はあまりないか軽度で、汗は出ず、頭痛があり、薄く白い鼻水が出るといったカゼを東洋医学で風寒といいます。ネギとタンズシ(またはタントウシともいう)は、このようなカゼの軽症に用いられる「葱豉湯」という処方の中に含まれています。さらに生姜を加え、体を内側からも温めましょう。

【材料(2~3人分)】

小松菜 1束(250g)
豆腐
※木綿などかためのものがよい
1丁
ネギ(葱白) 5本
タンズシ(淡豆豉)
※味の付いていない乾燥納豆でも代用可
5g
生姜 1/2個(中)
とりがらスープの素またはブイヨン 小さじ1または1個
(水3/4~1カップに用いる量)
片栗粉 大さじ1/2
塩・こしょう 少々
ごま油 少々

【作り方】
1.小松菜は3~4cmに切り、湯通しして水気を切っておく。ネギは3~4cmに切り、そのうち1/2本分はさらに千切りにする。
2.豆腐は一口大に切り、ふきんで包んで水切りしておく。
3.タンズシを鍋に入れ、1カップの水を加えて蓋をし、軟らかくなるまで煮る。千切り分を除いたネギを加えて一煮立ちさせる。
4.深めのフライパンにごま油を引き、生姜とネギの千切りを妙め、次に3.の煮汁、豆腐、とりがらスープの素を入れて煮立てる。これに小松菜、3.のネギとタンズシを加え、弱火で5分間煮る。
5.塩・こしょうで味を調え、水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつける。最後にごま油を加えて出来上がり。



素材の解説

タンズシ(淡豆豉)

マメ科の植物ダイズの成熟種子を蒸して発酵させた後に乾燥させたもの
(薬味=苦、薬性=寒)
軽度の発汗・健胃・消化促進作用などがある。
悪寒、発熱、頭痛、胸やけ、悪心などに用いる。

ネギ(葱白)

ユリ科の植物ネギの根部に近い白い茎
(薬味=辛、薬性=温)
発汗・解熱・利尿・健胃・去痰・抗菌作用などがある。
カゼ、頭痛、発熱、腹痛などに用いる。

生姜

ショウガ科の植物ショウガの根茎
(薬味=辛、薬性=熱)
健胃整腸・体温調整・鎮痛・鎮静・抗炎症・抗菌作用などがある。
悪心・嘔吐、下痢、腹痛、カゼ、冷え性などに用いる。

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