2018/10/1

鶏肉苡仁花粥

ジー・ロウ・イ・レン・ホワ・ヅォ

シミ・肌荒れの気になる方に

ヨクイニンは肌のトラブルに用いる生薬としてよく知られています。トウキは婦人薬によく用いられ、血の流れをよくします。またネギやショウガには健胃作用があります。夏の強い日差しに疲れた肌を休め、クーラーなどで弱った体をいたわりましょう。

【材料(4人分)】

鶏もも肉 200g
ハトムギ(ヨクイニン) 1/2カップ
トウキ(当帰) 10g
サヤエンドウ 適量
シイタケ 4個
ネギ(葱白) 1本
セロリ 1本
生姜 1/2個(中)
大さじ1
片栗粉 小さじ1
塩・こしょう 少々

【作り方】
1.ハトムギ(精白したもの)は洗って一晩水につけておき、水を多めに加えて柔らかくなるまで煮る。煮えたらざるにあげておく。
2.トウキはさっと洗い、1.5カップの水を加え、その量が2/3になるまで煮詰める。
3.鶏もも肉は一口大に切り、湯通しをしてアクを抜く。サヤエンドウはすじをとって茄でておく。
4.シイタケは(干しシイタケの場合はぬるま湯で戻してから)石づきをとって細く切り、セロリは筋をとって2cmぐらいのぶつ切りに、ネギも同じ大きさに切っておく。生姜は千切りにする。
5.鍋に油をひき、3.の鶏もも肉と4.のシイタケ、ネギ、生姜を入れてさっと妙める。2.のスープを入れてから1.のハトムギを加え、少し水を足して煮る。
6.5.が煮えたら4.のセロリを加え、一煮立ちさせ、塩、コショウで好みの味付けにし、片栗粉でとろみをつける。
7.3.のサヤエンドウを細切りにして、上から散らしたら出来上がり。



素材の解説

ハトムギ(ヨクイニン)

イネ科の植物ハトムギの種皮を除いた種子
(薬味=甘・淡、薬性=涼)
鎮痙・止瀉・利尿・解熱・排膿作用などがある。
神経痛、手足の筋肉のけいれん、むくみ、イボ、肌荒れなどに用いる。

トウキ(当帰)

セリ科の植物トウキの根
(薬味=甘・辛、薬性=温)
血流改善・強壮・鎮静・鎮痛・利尿・抗菌作用などがある。
生理不順、生理痛、腹痛、貧血、めまい、冷え性などに用いる。

生姜

ショウガ科の植物ショウガの根茎
(薬味=辛、薬性=熱)
健胃整腸・体温調整・鎮痛・鎮静・抗炎症・抗菌作用などがある。
悪心・嘔吐、下痢、腹痛、カゼ、冷え性などに用いる。

ネギ(葱白)

ユリ科の植物ネギの根部に近い白い茎
(薬味=辛、薬性=温)
発汗・解熱・利尿・健胃・去痰・抗菌作用などがある。
カゼ、頭痛、発熱、腹痛などに用いる。

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