2018/8/1

日本・世界の植物園訪問記(6)

京都府立植物園
京都府京都市

※本記事の内容は2007年に作成し、2018年に一部改訂したものです。
 最新の情報は各植物園の公式ホームページをご確認ください。

京都府立植物園は、1924年に「大典記念京都植物園」として日本で最初に開園した公立植物園で、京都市街北部の平坦地にあります。総面積約24ヘクタール、約12,000種類の植物がある日本の代表的な植物園で、園内にある温室の展示植物も約4,500種類、約25,000本と日本最大級となっています。世界で初めての名画を陶器の板に転写して展示している屋外美術館である「京都府立陶板名画の庭」も併設しています。

園内の南半分は、1年草を中心とした四季の草花が鑑賞できる『正門花壇』と『観覧温室』、バラを中心とした『造形花壇』、噴水や滝のある『沈床花壇』よりなる洋風庭園などがつくられており、人工的な造形美で構成されています。日本最大級の観覧温室では、世界の熱帯植物を身近に鑑賞できます。

北半分には園内唯一の自然林である『半木(なからぎ)の森』や、日本各地に自生する植物を自然に近い状態で植栽した『植物生態園』、日本で古くから栽培されてきた桜・梅・花菖蒲などの園芸植物や竹笹・針葉樹などを植栽した『日本の森』などがあり、より自然な景観を形づくっています。また、北西部には『四季 彩の丘』があり、薬用や食用になる植物を見ることができます。

広々とした園内では四季折々の花や実が目を楽しませてくれ、交通の便も良いことから市民の憩いの場にもなっています。花見や紅葉狩りなど、京都にお出掛けの時に是非、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

パッションフルーツ
パッションフルーツ
トケイソウの花には
夏に出会える
トケイソウの花には
夏に出会える
オキナグサは植物生態園で
春に見られる
オキナグサは植物生態園で
春に見られる
オニバスの花は秋に温室横の池で見られる
オニバスの花は秋に温室横の池で見られる
サンシュユは早春に黄色の花を、秋には赤い実をつける
サンシュユは早春に黄色の花を、秋には赤い実をつける
植物園主催の企画

植物園会館の2階にある園芸サロンで毎週日曜日に開催される「植物園芸相談」や、土曜日には「土曜ミニミニガイド」と銘打ち、職員が園内の見頃の植物を教えてくれるなど、様々な企画が数多く開催されており、訪れる人を楽しませてくれます。詳しくは公式ホームページをご確認ください。

DATA


交通 鉄道:正門へは京都市営地下鉄北大路駅下車徒歩10分、北山門へは同北山駅下車すぐ
バス:京阪線出町柳駅から市バス1号系統または京都バス34系統「静原・城山」35系統「市原」で植物園前下車徒歩5分
※有料駐車場あり
開園時間 【植物園】 午前9時~午後5時(入園は午後4時まで)
【観覧温室】午前10時~午後4時(入室は午後3時30分まで) 

※イベントによって、入園時間が異なる場合があります。
休園日 12月28日~1月4日
入園料 【植物園のみ】一般:200円  高校生:150円
【温室観覧料】一般:200円  高校生:150円
【植物園と陶板名画の庭の共通入園券】一般:250円  高校生:200円
※中学生以下、70歳以上、障害者手帳等所持の方は無料

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