2016/2/15

サムゲタン<参鶏湯>

暑気封じに食べる韓国の代表料理

ソウルの人々は、夏場には熱々のサムゲタンと大盛りのキムチを食べ、汗を流し、暑さを吹き飛ばすようです。

【材料(4人分)】

薬用人参 2本(30~40g)
なつめの実 3~5個
もち米 カップ1
骨付き丸鶏(中抜き) 1羽
生姜 一片
にんにく 一片
少々

【作り方】
1. 薬用人参は、適当に刻む。なつめの実はさっと水洗いして汚れを落とし、水気を拭いておく。
2. もち米をとぎ、たっぷりの水に30分ほど浸け吸水させた後、ざるにあげる。
3. 鶏肉の中にもち米と薬用人参となつめの実を詰め、簡単に糸で縫う。
4. 深鍋に10カップの水と3. をいれ、蓋をして強火にかける。
5. 煮立ってきたら、にんにく、千切り生姜を加え、再び煮立ってきたら弱火にして鶏肉がくたくたになるまで炊く。
6. 食べるときに塩をかけて味を調える。



素材の解説

薬用人参(人参)

ウコギ科の植物オタネニンジンの根
(薬味=甘・微苦、薬性=平)
滋養強壮・免疫増強・健胃整腸・精神安定作用などがある。
疲労、倦怠感、虚弱体質、胃腸虚弱、食欲不振、消化不良、下痢、嘔吐、病後、慢性消耗性疾患、血色不良、冷え性などに用いる。

なつめの実(大棗)

クロウメモドキ科の植物ナツメの果実
(薬味=甘、薬性=温)
抗疲労・健胃・鎮静・抗アレルギー作用などがある。
疲労、倦怠感、食欲不振、心因性の動悸、不安感、情緒不安定などに用いる。

生姜

ショウガ科の植物ショウガの根茎
(薬味=辛、薬性=熱)
健胃整腸・体温調整・鎮痛・鎮静・抗炎症・抗菌作用などがある。
悪心・嘔吐、下痢、腹痛、カゼ、冷え性などに用いる。

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